私は高校時代の同級生である「なな子」に割り切りという副業を勧めました。なな子は昔から頭の良い子で、高校卒業後は某有名大学に進学をしたのですが、就職活動に失敗し大学卒業後は派遣社員として働いていました。もしかしたら学校のお勉強は得意でも社会になじむ適応能力が欠如していたのかもしれませんね。まあ、それはさておき、派遣社員として何とか生計を立てていたなな子ですが、不況のあおりをもろに受けてしまい数年前に派遣切りに遭ってしまったそうです。学生時代の就職活動すら上手くいかなかったなな子ですからその後も定職に就くことが出来ず、ついには消費者金融で借金をするようになってしまったそうです。

 

それだけならまだ良かったのですが、仕事もせずに暇な毎日をパチンコをして過ごすようになってしまいました。パチンコはギャンブルですから勝ち続けることは不可能です。ただでさえ借金をしているのにパチンコに費やすお金欲しさに再びお金を借りるようになり、気付けば火の車。どうにも首が回らないほど多額の借金を抱えることになってしました。

 

こんな時両親に助けを求める事ができればなな子も楽だったのでしょう。しかしなな子の両親は共になな子が大学生の時に交通事故で他界。唯一の身寄りである兄も婿に出てしまっているので迷惑はかけられないという事で相談すら出来なかったようです。どうにも生きていく術が見つからなくなった時、両親の借金を僅かなものにし奨学金を完済した私のもとへ相談にやってきました。「どうしたら借金を全て返せるのか、どうしたら生きていくためのお金を稼ぐことが出来るのか」と訴えるなな子の顔は悲壮感に溢れていました。先ほども言ったように私は体を売るようなことを親友であるなな子に勧めたくはなかったのですが、悩んだ末に割り切りをするように勧めました。